「ヤマハDFR-33」 マイボートスパンカーSP付及びスパンカー利用バテンオーニングを艤装

2018年5月24日

ヤマハ1軸ディーゼルインボートシリーズDFR-33
多くの要望に応えるかたちでDFR-29とDFR-36の中間サイズが2017年秋に登場いたしました。このモデルには航走性能や安定性、安心感などに加えてパイロットハウス内の居住性にも十分な配慮がされています。また、バウスラスター、フィッシングサポートリモコン付きアフトステーションなどを標準装備とした艤装はフィッシングファンにとって注目したい1艇です。

スパンカー適合サイズ : ミディアムⅡSP付
オプション品 : スパンカー利用バテンオーニング(取り外し式)



 
DFR-29はミディアムⅠ、DFR-33はミディアムⅡ、DFR-36はミディアムⅢ。各サイズでセイル面積は約10%異なってきますのでⅠとⅢとでは約20%異なっています。なぜここまで細かく設定するか・・・? それは船首を潮流の流れてくる方向に向かせ、仕掛けを船と平行に流したいからです。従って船首を風上に向けるのではなく、下桁をコントロール(FMSカタログP87、P90参照)して制御する必要があるのです。ですからセイルの形状と面積は重要な要素なのです。

 
採用したスパンカーはデッキ上で操作できる落水防止用セイルパック(SP)付。マストステップはブルワーク最船尾に位置させ、ツナドアがあるのでスパンカーサイドステー金具(リガーマリン社)を使って装備しました。マストステップ手前にBlue社製シートバック(W350×H250×D70mm)が装備されました。特に下桁シートの保管には最適と思います。

 
セイルはカバーに収納されますので、紫外線対策にもなり、風によってバタバタとすることもないので最良な保管ができます。但し、注意して欲しいのが右側写真のように下桁を閉じることでセイルの落下を防ぐことができますので、付属の下桁開き止め用コントロールロープを引くようにしてください。(忘れている方が多くセイルが下から出ている船をよく見かけます)

 
スパンカー利用バテンオーニング(取り外し式)を設置しました。サイズはキャビン側で幅1900mm、スパンカー側で幅1750mm、長さ2200mmで竿を振り上げてもギリギリ当たらないようなサイズになっています。取り付け取り外しは、前後3箇所のナスカンを外すだけで簡単にできます。